千鳥・大悟も大注目！超変則投法の中日・マルクが又吉の抜けた「穴」を埋めるか

3/12(土) 5:15配信
東スポWeb

〝説明不可能投法〟で注目のマルク（東スポWeb）

　中日のマルク投手（２６＝石田健人マルク）が、ソフトバンクにＦＡ移籍した又吉克樹投手（３１）の抜けた穴を埋めてくれるのでは…と期待されている。

　プロ５年目、支配下登録３年目の変則右腕。中日ＯＢは「一瞬、フェイントをかけたように左腕を高く掲げて投球する独特なフォームなので、ボールの出どころが非常に分かりづらい。打者も慣れるのは大変なこと。去年は状態が良かったのに一軍登板の機会に恵まれなかったところがあるので今年はやってくれるよ」と太鼓判を押す。

　その超変則フォームは〝説明不可能投法〟として、お笑いコンビの千鳥・大悟も大注目し、テレビ番組の「クセ強ベストナイン」に選出されたほどだ。これにはマルクも「大学３年くらいに投げられなくてイップスみたいになった。それでたどりついた投げ方。大悟さんに取り上げていただいて、うれしかった」と吐露している。

　１１日の阪神戦（甲子園）では１点ビハインドの７回から登板した２番手・近藤が虎打線に捕まって一死しか奪えず４点を失って炎上。すると、３番手でマウンドへ上がったマルクは一、二塁のピンチにも動じず小幡を１４５キロ直球で二ゴロ併殺に仕留めて「無失点で帰ってこれて良かったです。次も頑張ります」と涼しい顔で話した。

　ここまでのオープン戦で初めてイニング途中での継投を行った落合ヘッド兼投手コーチは「（近藤は）これ以上、投げさせてもなというところだった。あとはマルクの適性が、どんな感じでいくのか見たかった。いい感じで代えられたと思う」とマルクの見事な火消しぶりに目を細めた。

　１１日現在、オープン戦で４試合に登板し、３回２／３を防御率２・４５。竜のクセがすごい右腕は、このままオープン戦で結果を残し続け、初の開幕一軍入りはもちろん、又吉の穴埋めも果たすつもりだ。

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